一般社団法人 栄養まるごと推進委員会

栄養まるごと食べて身体と心を元気にする

野菜や果物の皮には驚くほどの栄養 ( 抗酸化物質 ) が豊富に含まれています。
その栄養の宝庫を余すことなくいただく事で
自分の身体はもとより、世界中で良いことが起きる。
それを作るプロジェクトです。

Purpose of Activity

皮ごと食べる文化
つくること

  • 1 : 食材が本来持つ魅力を大切にします
  • 2 : 食の知識や効果的な食べ方などの情報を分かりやすく
    時代にあった方法で発信します
  • 3 : 子どもから大人まで一緒にとりくめる食育をつくります

Background

私たちの活動は栄養不足問題と
食品ロス問題解決に繋がります。

  • 1深刻化する
    子ども達の栄養不足

    食が溢れているにも関わらず、日本の子ども達の83%が栄養不足状態

    新型栄養失調のリスク
    ■ 調査実施概要
    調査手法 : インターネットリサーチ
    調査時期 : 2018年9月
    調査対象 : 東京都在住・女性・25歳~49歳
    調査タイトル :「子どもたちが普段食べている食事」
    調査その他条件 : 6~8歳の子を持つ女性
    慢性的に足りない栄養素
  • 2残飯大国ニッポン

    家庭における1人あたりの
    食品ロス量は、年間約15kgと試算。
    これは、ご飯60膳分に相当します。
    またその内訳をみると、食べられるのに
    捨てられるものばかり。

    日本の食品ロス
    家庭におけるの食品ロスの内訳
    1位 : 直接廃棄 105万t
    1位 : 食べ残し 105万t
    2位 : 過剰除去 34万t

    家庭の食品ロスを減らすと、世界の飢餓も救える

    地球温暖化が引き起こす異常気象により、農業で生活を営む多くの国々で、農作物の不作による飢餓・貧困という問題が発生しています。
    私たち一人ひとりが食品ロスを減らすことで、家計や環境にもやさしくなり、世界中の飢餓を減らすことにつながります。

    地球温暖化対策にも
    繋がります

    水分を多く含む生ごみは、焼却時に多くの二酸化炭素 (CO2) を発生させます。二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つ。
    皮ごと食べて、生ごみを減らす事で身体はもちろん地球もよろこぶ取組みに繋がります。

Reason

1野菜自体の栄養価が減小

70年前と現代の野菜の栄養価を比較

2皮には驚きの栄養価が沢山

  • にんじん
  • りんご
  • ごぼう
  • たまねぎ

今だからこそ
皮を食べることが重要

例えば、
普段捨ててしまう玉ねぎの皮も
工夫次第で上手に摂取できる

  • 火にかける前に玉ねぎの皮を入れる
    ※根菜類はこの時点で一緒に入れる。

  • 5分程煮出して黄色い色のダシになったら皮を取り出す

  • 具材とお味噌を入れて味を調えたら完成

他にもこんな食材を
まるごと食べられる

  • ピーマン
    ピーマン

    ピーマン

    注目はピーマンのワタ!
    ピーマンの“ワタ”にはピラジンという栄養成分が含まれます。
    これには、血液の流れをサラサラにする働きがあるといわれています。
    最近では育毛効果にも注目が集まっています。さらに、ピーマンのタネには人体に欠かせないミネラルのひとつカリウムが豊富に含まれています。
    ハンバーグや、あんかけ肉団子など甘いたれの味付け料理に取り入れると苦味が無くなるので、ピーマン嫌いな子どもにもおすすめです。

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  • ごぼう
    ごぼう

    ごぼう

    注目はゴボウの皮!
    近年注目されている抗酸化物質が沢山含まれている代表の野菜です。
    特にゴボウの皮には抗酸化物質であるポリフェノールの一種の「クロロゲン酸」が豊富に含まれており、中性脂肪の蓄積や糖尿病の予防に効果が期待できる栄養素です。また同様に、ポリフェノールの一種である「アルクチゲニン」は、膵臓がんをはじめとするがん予防への効果も報告されている栄養素です。まさにゴボウの皮は抗酸化物質の宝庫なのです。

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  • スイカ
    スイカ

    スイカ

    注目はスイカの皮の白い部分!
    赤い果肉の2倍もの量の「シトルリン」という栄養素が含まれています。シトルリンは、老廃物を体外へ排出しやすくし、身体を酸化から守りコラーゲンの分解を抑える働きがあるので、夏の美容に欠かせない栄養です。
    クセが無いので子どもも好んで食べてくれるのも嬉しい。スープやピクルスにして食べるのがおすすめです。

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  • キウイ
    キウイ

    キウイ

    キウイフルーツの皮は果肉に劣らず栄養が豊富で、ゴールドキウイの場合は皮ごと食べると食物繊維の摂取量が約2倍、葉酸は34%、ビタミンEは32%多く摂取することが出来ます。葉酸も豊富だから女性に嬉しい果物です。食べ方は薄くスライスして食べるのがおすすめです。皮の毛が多い場合はスポンジ等で表面をこすり毛を少なくします。サラダや、ヨーグルト、また、凍らせて夏のおやつにするのもおすすめです。

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Project member

理事長濱 裕宣
( 東京慈恵会医科大学 栄養部 )

東京慈恵医大付属病院 栄養部課長 / 専門:栄養学

<経歴>
1988年佐伯栄養専門学校卒業後、東京慈恵会医科大学附属第三病院栄養部入職。分院を経て、2013年東京慈恵医大付属病院へ異動。健康と栄養バランスを大事に、日常生活のなかで活かせる食事ノウハウの普及を目指し、「栄養を捨てない食べ方」を多数のTVや書籍、健康レシピ本で紹介している。

現代の子どもたちの多くは炭水化物や糖質の過剰摂取により慢性的な栄養不足に陥っています。一方で、日本は先進国でトップクラスの食品ロス大国。私たちは毎日ごはん一杯分もの食事を捨ててしまっているのです。

  • 荒木 智行

    独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長
    専門 : 農業経営 / 農業構造等

    東京大学農学部農芸化学科卒業後、農林水産省に入省。
    これまで、WTO農業、EPA等の...際関係業務、野菜・果樹の生産振興、植物防疫、農薬の登録審査や、原発被災地の営農再開支援に従事。
    2007~2009年、国連食糧農業機関 ( 国際植物防疫条約事務局 ) にて勤務。2019年10月より、同月に農林水産省に新たに設置されたデジタル政策推進チームにて、農業DX実現に向けた様々なプロジェクトの企画・推進を担当。現在は農産局総務課 国際室長として輸入品における安全確保や安定供給を担当し、2023年7月からは農林水産省が所管する独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長に就任する。

  • 阪口 竜也

    フロムファーイースト㈱ 代表
    専門 : 環境 / SDGs / 地域活性

    ナチュラルコスメブランド「みんなでみらいを」を運営。2009年 Entrepreneur of the year 2009...のセミファイナリスト受賞。2014年よりカンボジアで持続型の植林「森の叡智プロジェクト」を開始。2015年パリ開催のCOP21で日本政府が森の叡智プロジェクトを発表。2017年には、日本ではじめて開催された『第一回SDGsビジネスアワード』で大賞を受賞した。著書に、「世界は自分一人から変えられる」( 2017年 大和書房 )

  • 取違 弘一

    元JAあおぞら
    専門 : 営農指導 / 生産管理

    ㈱アグリサポートかごしま 代表
    県立農業大学校茶業学部にてお茶の基礎を学び、卒業後は営農指...導員として21年間JAあおぞらに勤務。土づくりを基本として、総合的病害虫雑草管理(IPM)技術や有機栽培技術を確立。
    2022年JA退職後は独立し、農家の皆さまの技術指導から販売までサポートしている。

  • 園部 淳也

    割烹北新地みなも店主 ㈱みなも代表
    専門 : 料理 / レシピ企画開発

    株式会社 みなも・株式会社S.JFD 代表取締役
    高校卒業後、料理人として料...亭・割烹・ホテル・旅館・居酒屋などで修行後、理想の料理を求め、2007年 大阪北新地に割烹みなもを開業。開業当初から栄養を捨てない食材の活用にこだわり、産地に直接出向き、食材の素晴らしさや生産者の想いを伝えながら、一品一品に思いを込めた料理を提供している。また、食品ロスを防ぐべく、出荷できない素材を研究し、生産者と共に商品開発サポートを行なっている。

理事長濱 裕宣
( 東京慈恵会医科大学 栄養部 )

東京慈恵医大付属病院 栄養部課長 / 専門 : 栄養学

現代の子どもたちの多くは炭水化物や糖質の過剰摂取により慢性的な栄養不足に陥っています。一方で、日本は先進国でトップクラスの食品ロス大国。私たちは毎日ごはん一杯分もの食事を捨ててしまっているのです。これらの問題を解決をすべく、2019年3月から子ども達が毎日食べる学校給食で野菜を皮ごと調理する取組みをスタートさせました。
今後は、学校給食のみならず、一般のご家庭まで皮ごとまるごと食べる必要性(下ごしらえの仕方やレシピ等の情報)を発信し、LINE等を用いて食育プログラムを展開し、皮ごと食べる事が当たり前の世の中を築いて参ります。

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荒木 智行( 独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長 )

専門 : 農業経営 / 農業構造等

東京大学農学部農芸化学科卒業後、農林水産省に入省。
これまで、WTO農業、EPA等の際関係業務、野菜・果樹の生産振興、植物防疫、農薬の登録審査や、原発被災地の営農再開支援に従事。
2007~2009年、国連食糧農業機関 ( 国際植物防疫条約事務局 ) にて勤務。2019年10月より、同月に農林水産省に新たに設置されたデジタル政策推進チームにて、農業DX実現に向けた様々なプロジェクトの企画・推進を担当。現在は農産局総務課 国際室長として輸入品における安全確保や安定供給を担当し、2023年7月からは農林水産省が所管する独立行政法人農林水産消費安全技術センター 横浜事務所長に就任する。

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阪口 竜也

フロムファーイースト㈱ 代表
専門 : 環境 / SDGs / 地域活性

ナチュラルコスメブランド「みんなでみらいを」を運営。2009年 Entrepreneur of the year 2009のセミファイナリスト受賞。2014年よりカンボジアで持続型の植林「森の叡智プロジェクト」を開始。2015年パリ開催のCOP21で日本政府が森の叡智プロジェクトを発表。2017年には、日本ではじめて開催された『第一回SDGsビジネスアワード』で大賞を受賞した。著書に、「世界は自分一人から変えられる」( 2017年 大和書房 )

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取違 弘一

元JAあおぞら
専門 : 営農指導 / 生産管理

㈱アグリサポートかごしま 代表
県立農業大学校茶業学部にてお茶の基礎を学び、卒業後は専門営農指導士として21年間JAあおぞらに勤務。土づくりを基本として、総合的病害虫雑草管理 (IPM) 技術や有機栽培技術を確立。
2022年JA退職後は独立し、農家の皆さまの技術指導から販売までサポートしている。

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園部 淳也

割烹北新地みなも店主 ㈱みなも代表
専門 : 料理 / レシピ企画開発

株式会社 みなも・株式会社S.JFD 代表取締役
高校卒業後、料理人として料亭・割烹・ホテル・旅館・居酒屋などで修行後、理想の料理を求め、2007年 大阪北新地に割烹みなもを開業。開業当初から栄養を捨てない食材の活用にこだわり、産地に直接出向き、食材の素晴らしさや生産者の想いを伝えながら、一品一品に思いを込めた料理を提供している。また、食品ロスを防ぐべく、出荷できない素材を研究し、生産者と共に商品開発サポートを行なっている。

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Content

大人も子どもも楽しめる、
新しい食育の形を作り上げていく。

子ども達が毎日食べる学校給食を中心に、食材の栄養を余す事なく食べる工夫を様々な方法で取り組んでいます。食材ごとはもちろん、世代ごとに適した食べ方やレシピを発信し、皮ごと食べる文化をつくっています。

  • 学校給食

    子ども達が毎日食べる学校給食において、栄養価を余す事なく食べる「栄養まるごと給食」を実施しています。

  • 教育事業

    学校教育、企業研修において現代の栄養や食品ロスをテーマにした教育事業を実施しています。

  • レシピ開発

    食べづらい皮を「美味しく」食べることができるレシピを開発し、学校給食の献立や、商品開発に活用して頂いております。

  • SNS発信

    毎日誰でも簡単に実践できる皮ごとレシピや、栄養価が20倍以上になる効果的な食べ方をSNSやLINEで発信しています。

この活動はnews every.で
特集されました

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是非お問合せください

  • ● 皮を活用した事業・商品開発のご相談
  • ● 栄養まるごと給食を導入についてのご相談
  • ● 農作物の農薬問題についてのご相談

法人概要

  • 社 名
    一般社団法人 栄養まるごと推進委員会
  • 代表者
    理事長 / 濱 裕宣
  • 設立日
    2023年3月16日
  • 所在地
    〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F

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